そう、自由でいよう!

2015.06.10

そう、自由でいよう! はコメントを受け付けていません。

先日、とても素敵な本に出会いました。

タイトルは「嫌われる勇気」

 

いわゆる自己啓発の本で、フロイト、ユングに並ぶ
「心理学の三大巨頭」のひとりアルフレッド・アドラーの
心理学について語ったものです。

 

自己啓発と言えば、つい自分探しモードに捉えられがちですが、
「嫌われる勇気」は、ビジネスマインドに深く関わる…。
それが率直な感想です。

 

何故なら、ビジネスは心理学そのものです。

対顧客、対上司・部下・同僚と人間関係の上に
成り立っているからです。

 

私はこの本で、初めてアルフレッド・アドラーを知りました。

20年前に私が「産業カウンセラー」の資格を取った時、
主に学んだのは、フロイトとユングでした。

 

さて、このアドラーの心理学の柱は「勇気」
そして「世界はシンプルであり、人生もシンプル」

特に新鮮で、とてもショッキングな名言と言える
「トラウマは存在しない」と言う言葉。

 

トラウマについては一般的な概念として浸透しています。

私達は日常生活の中で頻繁にトラウマと言う言葉を使います。

 

・・・子供の頃の不幸な経験がトラウマとなって、そこから抜け出せず・・・。

よく言われる引用です。

 

ところがアドラー心理学では、トラウマを明確に否定しています。

20150610-1

「いかなる経験も、それ自体では成功の原因でも失敗の原因でもない。われわれは自分の経験によるショック-いわゆるトラウマ-に苦しむのではなく、経験の中から目的にかなうものを見つけ出す。自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定するのである」

 

要するにわれわれは過去の経験に「どのような意味を与えるか」によって、自らの生を決定している。人生とは誰かに与えられるものではなく、自ら選択するものであり、自分をどう生きるかを選ぶのは自分なのであると。

 

そして爽快なのが「嫌われることを怖れない」こと。

 

人はつい嫌われたくなくて、
心とは裏腹な対応をしがちです。

 

例えば仕事でも顧客に嫌われたくない余り、自分の意に反して
もっとも嫌いな媚びる行為をし、その結果ストレスで
いっぱいの毎日を送っていたこと。

「NO」と言えずに笑顔を称えて営業に回ったこと。

 

これらすべてが「誰からも好かれたい」という
深層心理のなせる業なのでしょう。

 

きっと笑顔とは裏腹に、
私の心は歪んで引きつっていたことでしょう(苦笑)。

 

自由であることは嫌われる勇気を必要とします。

 

だってみんなが我慢して生きているのに「自由でいたい!」
なんて言ったら「世の中舐めんな!」と言われそうで。

 

だから本音を押し殺して、
嫌われないように良い子になって・・・。

 

心の病気になったって不思議じゃないです。

 

昔、祖母がこんな事を言っていました。

あちらを立てればこちらが立たず、どっちもいいのは頬かむり。

でも、やっぱり頬かむりの人生なんて嫌ですよ。

 

そう、自由でいよう!

 

アドラーの理論は決して
ポジティヴシンキングなんかではありません。

 

全ては自分の決断、それなんです。

その勇気なんですね。

 

関連記事

コメントは利用できません。