綺麗な女は、損をするようにできている

2015.04.26

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映画「阪急電車・片道15分の奇跡」

始点から終点までの15分のローカル線。

阪急今津線の電車内を舞台にした、有川浩の小説を映画化した群像ドラマです。

 

偶然乗り合わせた人々の其々の人生を映し出して行きます。

会社の後輩に婚約者を寝取られた、中谷美紀演じるヒロインを中心にストーリーは進みます。

 

私は阪急電車に乗ったことがないけれど、東京の小さな駅を走る電車にどこか似ていて。

もっとも、大阪のオバちゃん軍団のような光景にはさすがに出会うことはありませんが。(苦笑)

 

元婚約者の結婚披露パーティに、デコルテをしっかり見せて、白いドレスでバッチリ決めて出席する中谷美紀の女心が痛いほどわかる気がします。

演じる中谷美紀の真骨頂ですね!

 

そして女優の宮本信子が、孫をつれた女性を渋い演技で固めています。

駄々をこねて泣きじゃくる孫に言う台詞。

 

泣くのはいい、でも自分の意思で涙を止められる女になりなさい!

名言です!

 

そしてもうひとつカッコいい台詞がありました。
これも年下(ずっと下!)への言葉です。

 

クラスメートから意地悪されて、でも毅然とした態度でやり過ごす少女の様子を初めから見ていた中谷美紀が、その子に友人達から見えないようにそっとハンカチを渡します。

「あなたみたいな女の子はきっと損をすると思う。でもね、あなたの事を必ずちゃんと見ている人はいる。カッコいいと思う人が必ずいると思うよ。」

 

その少女は質問します。
「あの、お姉さんは幸せですか?」

「お、そう来たか!」

 

そして答えます。
「綺麗な女はね、損をするようにできているの。私とかあなたみたいにね。だから頑張ろう!」

 

世代を超越して、女同士として向き合える女性ってカッコいいですね!

こんな台詞を言わせる原作者は、もっとカッコいい!

 

ドラマティックではないけれど、何気ない電車の中の人々の息遣いに、その一人ひとりの心意気みたいなものを感じます。その刻々と変化していく表情に、奇跡を見つけることが出来たような、何とも嬉しく微笑んでしまう映画でした。

 

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