黒門町の「うさぎや」

2015.03.01

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上野広小路の老舗「うさぎや」は、今日も狭い店内は注文のお客で満員です。

ひとつでもOK!

私なんかは2つ頼んで、歩きながら食べたりしますから(苦笑)

 

ここは「どら焼き」と「最中」が名物で、しかもその日のうちに食べなきゃダメなんです。

うさぎやさんは私の実家の町内で、以前は無愛想な店主がお店にいました。

最近は白髪の上品な女将がツイードのスーツでお客様に応対していらっしゃいます。

昔だったら、きっと上野小町かも。

 

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ここのどら焼きは昔から小倉の粒餡。

しかもお砂糖が上質なんでしょうね、変な硬さがないのです。

先ほど煮あがったこれも上質な小豆を、焼きあがったばかりの皮に包んだのが、口に頬ばった途端に
すぐさまわかるんです。

これって「お日持ち何日まで・・・」という品とは、ちと訳が違います。

 

甘党一家の我が家は甘いものには誠にうるさくて、気に入るものが手に入るまで、
とことん探し回っていたのを見ていました。

好きなものを手に入れるためには労を惜しまない大人達の姿に、子供心に妙に感動したものです。

 

近頃ではスイーツ流行りで、どら焼きにも色々なお味があるようですが。

でも、思うんです。

どら焼きは絶対に粒餡で、しかも小倉でなくちゃと。

でなきゃ、どら焼きじゃなくなってしまう。

 

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どら焼きは「お手前」には出てきません。

パクッとかぶり付く、そう「江戸前の握り」に似ています。

バブルの頃はデパートにも出していたようですが、いまは此処だけ。

どら焼きは、何てたって「うさぎや」です。

 

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