愛には勝てなかった

2015.01.11

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TV番組ナショナルジオグラフィック「動物の生態記録」を思わず唸りながら見入ってしまいました。

隠しカメラを備えての粘り強い撮影記録です。

 

例えば熊の雄は、自分の子孫を残すために雌を獲得する。
その際、標的の雌に子供がいたら、その子供を殺してしまうという!
一方雌はそれを知っているから、子供達を雄から守るために全力を尽くす。
この頃の雌は非常に獰猛で、柔な雄ならやっつけられてしまうと言う。
雄は何よりも、自分の子供でなければならないから、必ず殺しに行く。
自分の精子を生んでもらうがために。

 

もともと熊に倫理観なんてあるはずがない。
たまに、人間社会にこれに似た事件があったりするけれど、
もしかしたらその遺伝子はのルーツは熊かもしれないな、
なんてつらつら考えてしまいました。

 

また、びっくりしたのは、カマキリの雌は交尾しながら、その雄を頭から食べてしまうのです!
交尾に夢中の雄は、自分が食べられていることに気づかず、ひたすら交尾する。
そして卵が産み付けられたときには、無残にも雄の体はすべて食べ尽くされている・・・。
なんとも言葉のない結末。

 

ナレーションは語ります。
「愛には勝てなかったのです・・・」
自分の生命より、愛は強かった、ということか・・・。
身体を張って、愛する者のいのちを守る、と言う理屈はありますが。
カマキリは、自分の子孫を残すために、その身を「我が精子のための栄養」として
雌に捧げるという事なんでしょうか?

 

ペンギンの雄は一緒に子育てをするそうです。
あんなとぼけた顔しているくせに、ちゃんとしているんだ!

 

さまざまな生態を見ていると「ああ、人間もその中のひとつなのね」なんて・・・。

ひたすらに、こんなにしてでも子孫を残していくという生き物を見たとき、
「少子高齢化」でどよめき慄いている人間て、何だかとってもちまちま見えてきてしまいます。
だってね、シングルマザーなんて、他の動物は当たり前ですから。

 

不幸にして?言葉を持ち(いや、人の脳を持ったが故に)文化的に生きる使命を持たされた
人間の宿命なのかもしれません。

しかし、されど人間なんですよね。

人類の「雄と雌」どんな共存をしていくのでしょうか?

 

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