ネガティブな言葉

2014.12.14

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先日、ある著名な方の「偲ぶ会」の集いに参加した時のこと。

その日は今年一番の冷え込みでした。
にも拘らず、そのお別れの集い多くの方が全国から集まって来られました。

 

記帳のフロアには、お元気な頃の故人のポスターが時系列に貼られて。
その在りし日の素晴らしい姿に、存在の大きさをあらためて感じました。

 

壇上に飾られたお花に囲まれて、晴れやかな笑顔の写真が、涙を誘います。

ステージでは故人を偲ぶ言葉が、深い所縁のある方々によって贈られました。

 

その中のある一人の作家の言葉に、私は一瞬不快な感情を抱いたのです。
冒頭から語られた、故人の笑顔とは程遠いネガティブな言葉のリフレイン。

 

ちょうど12日は衆院選の終盤の追い込み。
きっと候補者カーは夜の街を絶叫しながらの訴えだった事でしょう。
その選挙カーに向かって呟いたという言葉を壇上の彼女は再現したのですが・・・。

 

故人は、常に希望を与えるメッセージを放ち続けた人と私は記憶しています。
生前に口癖であった「失望はしても、絶望はしない」

もしもその夜の参列者の多くが、その作家の言葉に共感をしていたとしたら・・・。

少なくとも私には、その通り、という気持ちは持ちえませんでした。

 

私は若い頃、その作家の著書を殆ど読みました。
爽やかな、他におもねることのない、その主人公の生き方に、どんなに勇気を貰ったことか。

だから、最近の彼女の姿に、少し距離を感じていたのですが。

 

平和を希求し、今の日本の方向に危惧を抱くのは私も同感です。
しかし、だからと言って辛口ではあれ、人をネガティブにするような言葉は決して使うまい常々思っている。

希望があるから、今日を生きられる。
希望があるから、乗り越えていける。
希望があるから、自分も人も信じられる。

壇上で、笑顔に輝いていた故人も、きっとそういう風に生きた人だったと思うから。

 

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